
AIが促進させる業界の再編
発刊日:2026年2月12日
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| 情報の壁に風穴を開け、ビジネスの標準化が始まった。1995年にWindows95が発売され、誰でも気軽に使えるパソコンがビジネスシーンを占拠した。ワードやエクセルの世界がビジネス空間を瞬く間に拡散した。米国のレイ・カーツワイル氏らが提唱した2045年問題、AIが人類の知能を超えてしまうのか、本稿では単なる恐怖を除去し、ビジネス社会に対する関係を予期してみたい。 |
| 軍事の民間転用で解放されたインターネットの情報包囲網。飛行機に乗らずとも、地球の裏側の見たこともない国の経済情報までもが本を買わずに入手できる時代となった。当時のテレビ情報のリソースは図書館や取材などの動いて必要な情報を入手していたのが原状であった。 |
| 当時は、速度が14.4~28.8kbpsの通信網により、インターネットは始まった、ダイヤルアップ接続と言って、「ピーブルル~」とFAXと同じ音を発した如何にも前世紀の産物であった。回線はアナログ回線(電話回線)を使いモデムを通じてパソコンデータをアナログに戻してから電話回線を伝って情報が世界に伝達された。 |
| おとぎ話のような昔の通信時代は変化し、次世代は5G機関網が整備され、10~20GBに速度は向上し、約1000万倍の情報スピードが確保される時代へと進化した。その速度に貢献したのがパソコンやモデムに装着されているチップの向上も並列して大きな貢献を果たした。前世紀のアナログ回線が光回線へ変わり、2ナノレベルの半導体がこの30年間で世界の技術が血眼になり作り、上げてきた。 |
| 昨今のニューヨーク市場では、不動産会社やソフトウェアー会社の株価が低落している。AIバブルともいわれて、都内でも高級マンションが高騰し、日経平均はバブル期の最高値から1.5倍まで再生した時代に、なぜ株価が低迷に?とふと疑問が生じる。そのカギを握るのが「労働」というワードだ。同じ不動産でも建設業は人手不足で安定した成長が続いている。 |
| 前世紀(20世紀)の社会では情報がお金となった。一般のサラリーマンやOLの方々が、専門の弁護士を幾人も抱え、世界に配置するマーケティングのスペシャリストを活用し完全なる理論武装をしてから、不動産を購入し、投資目的の株式を購入している人が存在するのであろうか、その専門家がボタン一つで活用できるのがAIのビジネスリソースだ。 |
| デビューしたばかりのビジネス新入生のAIロボット君は、少なからず優秀な理系大学生といったところだ。理系というのが特徴で、まだまだ文系の世界ではその優秀さが磨かれていない。画像を偽造して完全な社会動乱を目的とするデータの配信もSNS上では問題となっている。昨今の目であ場では「第一次情報」という言葉も使われだした。 |
| 情報を吟味し、消化する能力もこれからの時代は必須だ。高度成長期のような限りなく続く情報過多の時代から卒業し、人類の頭脳が氾濫する情報を理論と実践をもって整理する義務だ。高度成長期のカギが生産力であるならば、理論上の計算で答えは簡単に導き出せる。生産力さえ高めればモノやサービスは増産され、作るほど取引は増大し、経済が循環する。 |
| 21世紀は業界の再編が始まると考えている。日本ばかりではなく、中国も超高齢化社会を迎え、古くから欧州では経済が低迷し、高度成長へのチャレンジが続いていた。高度な理論経済を駆使し、もしくは新たな国際決済通貨として名乗りを上げたユーロ通貨を発行し、欧州の攻勢は世界を駆け巡っている。 |
| 戦後の日本や一昔前の中国、今のインドやベトナムの急激な成長を遂げる国家の過渡期においては、その国の生産力が経済を支配するのが当たり前の原則とみる。されど、成長を果たした国家に何が必要か、欧州では通貨を統合し基礎的な財政資力を増強した。結果、EUに加盟する国家は、欧州以外の国々から「安く」調達する購買力を確保した。 |
| 円安で大喜びしていた日本の経済市場に対しくぎを刺すような苦言になるやもしれないが、円高による株価上昇が本物の日本の経済力であることは単純な道理である。仮に1ドルが80円程度で推移するのであれば、輸入食材の原価は半減し、一番メリットは原油である。周知のとおり、油は自動車のガソリン留まらず、洋服や化成製品の原材料の源であり、生産原価の中枢を占める大きなコストダウンが図れるのは寸分の狂いもない。 |
| 当然、円高が進むと巨大な情報インフラの利用料も激減する。情報のインフラには電気エネルギーは必須であり、AIの普及に伴いデータセンターが使用する電気量が全人類の消費電力を上回る可能性も否定できない。あと5年後に、人類の生活消費量とデータセンターを対比する使用量の解析調査も進めてみたいものだ。 |
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